次のブログの記事にも記載されますが、突然ですが、八丈サイエンスクラブは一旦休止することになりました。
今回は、休止前の最後の八丈サイエンスクラブになります
「野鳥を特定の場所によべるか?」を新たな研究テーマとして、参加されているお子さんと私で、人工の水浴び場を作製し、2週間トレイルカメラで撮影してきました。
今日の天気は暴風雨でした。私たちは、フィールドに出かけ、水浴び場を見に行きました。
水浴び場は木々に囲まれているため、思ったよりは雨も風もありませんでした。
ここ数日、暴風雨が続いていました。トレイルカメラはずぶ濡れでしたが、水浴び場を含め、私たちの観察環境には大きな損害は無かったようです。
大賀郷小学校の理科室にもどり、さっそくトレイルカメラに記録してあった写真を確認しました。
撮影された写真の枚数は先週に比べて激減していました。もちろん、バッテリー切れの可能性もありますが、悪天候時には野鳥は水浴び場には来なかったのかも知れません。
写真を見ますと、
キジバトとホオジロだね
お子さんは野鳥の名前を覚えていました。写真には、1羽のキジバト、オスメスのペアのホオジロが写っていました。
写真はあくまで写真です。研究をサポートするものではありますが、これをゴールにしてはいけません。
この2週間の観察で分かったことをお子さん自身の生の言葉で表現してもらいました。動画は、お子さんが黒板に実際に書いているところです。
私とお子さんの会話が微妙にズレているのが面白いですよね(笑)
気づいたことをどんどん書いてもらいました。研究は始まったばかりでしたが、もし続けることができたら、水浴び場の置く場所、水浴び場の設計、トレイルカメラの置き方、データの採り方など、具体的に工夫しなければならないところが出てきたかも知れませんね。
この点は心残りでした
もしかしましたら、さらなる未知との出会いが起きるかも知れませんので、私たちは人工の水浴び場はそのままにしました。
残念ながら、今日で八丈サイエンスクラブは終了となります。次回からは長期のお休みに入ります。
お子さんはこれまで8ヶ月間の実験と7ヶ月間の論文執筆の末、八丈島の風の研究をまとめ上げました。
多くの人が理由にもならない言い訳を口にし、自身が背負わなければならない責任から逃げる時代です。
答えのない道を歩き、不安の中、目的を口にして、困難に対峙し、その言葉どおりのことを、自身の責任で最後までやりきったことは誇って良いことです。
彼は本当によく頑張りました
私も楽しい1年数ヶ月でした。お子さんは、これからは1人で科学の世界を歩くことになりますが、今までどおり、「通り学校で習ったことを使い、何かをやり、結果を自分で確かめ、自分で考える」を繰り返してください。
きっと、未知の世界を歩くことは楽しくなりますよ