「結果と考察」から「結果」への書き変え
前回、2つの本実験の結果のうち1つを書き上げました。その過程を振り返り、「結果と考察」で論文を書くと文章が複雑になることが分かりました。
そこで、参加されているお子さんと相談し、結果は「結果」、考察は「考察」で分けて書くことにしました。
最後の結果の執筆
今回の風の研究は、最後の実験をするために、予備実験から始まり、前回の実験をしてきました。ですので、最後の結果の箇所では、これまでの前提条件や仮説を細かく記載しなければなりません。
地図を見直し、地形の形状を確認し、建物の位置を調べたり、距離を測定したりと言語化するための情報を再確認しました。
前回までは前提条件の実験でした。今回は仮説を明確に書くことで、研究で最も重要な箇所であることを行間に込めました。
30分、45分、60分・・・。たった数行書くのに時間がなくなっていきます。
研究者時代もそうでしたが、執筆が難しい箇所はどうしても時間が早く消費してしまいます。今日は、お子さんも調子が悪く、スキが多かったのもありますが、論文を書くのに大苦戦しました。
それでも、前提条件と仮説を明確に書けば、あとは結果の記載のお作法どおりになります。実験結果を忠実に記載するだけです。
苦戦はしたものの、今日で「結果」は書き終わりました。次回は、考察の挿絵を描きます。
分かりやすい挿絵を描ければ、「結果」の箇所と同様に、絵に沿って「考察」をシンプルに書くことができます。
「考察」では、「結果」の考察と本実験2つの結果から導き出せる考察を記載しなければなりません。どこまで、「あっ」と驚くことが書けるか?
お子さんの挑戦が続きます
次回の八丈サイエンスクラブは、2023年6月10日(土)13:30-15:30です。
八丈サイエンスクラブは、八丈島の自然から不思議を抽出し、探究・研究をします。興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。見学も大歓迎です。