2023年1月28日(土)、八丈サイエンスクラブの様子

八丈サイエンスクラブ

室温15.0˚C、湿度57% R. H. (暖房後は室温は24˚C近くに行きました。)

前回の実験結果の追試を宣言しました

前回の実験の測定結果は、参加されたお子さん、私も家に持ち帰りました。計算してみますと、驚くべき結果が含まれていました。

こんにちは

前回の実験の測定結果の数値は見ましたか?

はい、変な結果でした

そうですね

これを人に説明するためにはクリアな結果が必要です

追試します

追試って何ですか

もう一度、一気に、3つの壁の風速の変化を測定します

え゛〜

もう一回ですか?

はい

一気にやることで、測定に紛れが起きないようにします

研究おける勝負所は滅多にきません。今、お子さんと私は、今回の研究を終わらせるチャンスの前に立っていました。

チャンスを逃すようでは、成功に辿り着くことはできません。そして、追試は、「もう一回」ではなく、これで終わりにするという信念が必要です。

これで最後の実験にしよう

はい


休憩なしの実験

いつもですと、お子さんと私はときどき雑談をします。しかし、今日は特別な日です。

ほとんど何も話さず、ひたすら組み合わせの実験を一つひとつこなしていきました。

八丈サイエンスクラブの活動時間は2時間です。お子さんと私は、その時間集中して実験をしました。

振り返りますと、プロの研究者と同じことをしていましたね。

彼は、小学生ですが、とても頑張りました

本当にお疲れさまでした


八丈サイエンスクラブの研究活動の目的

お母さんが平均を計算してくれました

八丈サイエンスクラブは学校ではありません

電卓を使っても、パソコンを使っても、何を使ってもいいので、自分でやってください

自分で、自分の成長を止めるようなことをしてはいけません


ところで、あなたは、八丈サイエンスクラブで、何のために実験をしていると思いますか?

う〜ん

賞をとるため?

もちろん、否定はしません

今回の実験結果を発表すれば、どこかで賞をとるでしょう

でも、それをゴールにしてはいけません

大切なことは、実験ではありませんよ

研究活動のそれぞれの機会で、学校で習ったことを使い、あなた自身が成長することが一番のゴールです


驚くべき実験結果

お子さんと私の研究の始まりは、2021年10月1日に八丈島を直撃した台風16号の被害でした。

八丈島の国土地理院の地図を見たり、Googleマップを見たりしているうちに、私たちは面白い地形を見つけました。

それをもとに、再現性を高めるために自作の実験装置を作り、測定条件を決め、モデルの壁を作製しました。

お子さんは、実験を繰り返すうちに、私の想像を超えた結果を出し続けました。

そして、今回、地形と被害の関係を考察できる実験結果を得ました。お子さんも家でグラフを描き、自分の発見に驚かれていることでしょう。

私もグラフを見て、

これならば文句なしですね

と心から思いました。


今日で7ヶ月かかった実験が終わりました。

研究は、発表して、第三者に伝えて、初めて認められます。時間はさらにかかりますが、ここからはデスクワークです。

お子さんは本を読むのが大好きとのこと。彼から引き出される次の能力を楽しみにしています。


次回の八丈サイエンスクラブは、2023年2月4日(土)13:30-15:30大賀郷小学校理科室で行われます。


八丈サイエンスクラブは、八丈島の自然から不思議を抽出し、探究・研究をします。興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。見学も大歓迎です。

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